外注ノウハウ
公開日: 2022.09.28

【企業向け】クラウドワーカーとは?活用するメリットを徹底解説

今回は、クラウドワーカーの基礎知識や特徴、企業がクラウドワーカーを活用するメリットなどを紹介します。おすすめの依頼先も紹介するので、クラウドワーカーの起用を検討している企業の方はぜひ参考にしてください。

クラウドワーカーとは

クラウドワーカーとは、「クラウドソーシングサービスを通じて仕事を請け負う」というスタイルで働く人のことです。

クラウドソーシングサービスとは、運営会社のプラットフォーム上で不特定多数の個人・法人を募り、発注したい人と受注したい人をマッチングするサービスです。仕事を依頼したい企業は「発注者」として、仕事を探している個人は「受注者」としてクラウドソーシングサービスへ登録するケースが一般的です。

クラウドソーシングサービス運営会社のプラットフォームを利用すると、インターネット上で業務委託のプロセス(公募・依頼内容の相談・契約・報酬の支払いなど)がすべて完結します。クラウドワーカーは基本的にオンラインで作業を行うため、従来の採用方法では見つけることが難しい人材(遠方に居住している高スキルワーカーなど)も含めて、より希望に沿った人材を探せます。

日本では年々クラウドワーカーの人口・割合が増加しているという調査結果がありますが、アメリカ・フランス・イギリス・ドイツ・韓国などにおいてもクラウドワーカーは増加しているといいます。
国ごとにデータの計測方法や調査対象などが異なるため、一概に比較することは難しい面がありますが、日本・海外のどちらにおいてもクラウドワーカー市場は拡大傾向にあるといえそうです。

なお、日本では「プロクラウドワーカー」と呼ばれる人材もいます。クラウドソーシング業界最大手の「クラウドワークス」による認定を受けたワーカーのことで、クラウドワークス独自の用語です。納品完了率90%以上、総合評価5点満点中4.8以上などの認定基準が定められており、プロクラウドワーカーを選んで仕事を発注することもできます。(クラウドワークスについては、最後の見出しで詳しく紹介しています。)

クラウドワーカーの特徴

続いて、クラウドワーカーの特徴を紹介します。

働き方の特徴

クラウドワーカーは、「企業などの組織へ所属し、オフィスへ出社して決められた時間帯に働く」というスタイルを取らないことが大きな特徴です。

多くのクラウドワーカーは、自宅もしくは任意の場所で仕事を行います。サラリーマンのような雇用契約ではなく、業務委託契約で仕事を請け負うことが多いため、時間・場所の制限がない環境で働くことができます。

また、クラウドワーカーを本業(専業)にするか、副業としてスキマ時間で仕事を受注するかは、個人によって異なります。さまざまなクラウドワーカーが自分のスキルや経験を活かしながら、自分の生活サイクルに合わせて働いているという点も特徴です。

クラウドワーカーに多い職種

クラウドワーカーに多い職種は、以下のとおりです。

・ライター(Web記事制作、編集、キャッチコピー考案など)
・クリエイター(イラスト制作、画像・動画・音響の編集など)
・エンジニア(アプリやシステム開発、ハードウェア設計など)
・Webデザイナー(ホームページ制作、コーディング、Webデザインなど)
・その他簡易作業(データ入力、事務代行、アンケートへの回答など)

クラウドワーカーには、オンラインで作業が完結する職種やクリエイティブな職種が多い傾向にあります。上記のほか、翻訳作業やマーケティングリサーチ、ECサイト・SNSの運用代行など、専門性の高い仕事を得意とするクラウドワーカーもたくさんいます。
また、依頼したい仕事の品質・スケジュールを管理するディレクターやプロジェクトマネージャーとして案件を掛け持ちするクラウドワーカーもおり、かなり幅広い職種が見られます。

年代・ライフスタイル

クラウドワーカーの年代・ライフスタイルは実に多様です。

【クラウドワーカーとして働いている人の例】
・フリーランス
・個人事業主
・大学生
・専業主婦(主夫)
・定年退職者
・正社員、契約社員(副業として)
・パート、アルバイト

学生からシニアまで幅広い年代が見られ、主婦・主夫や学生、会社員などがスキマ時間に働いていたり、アルバイトやパートの代わりにクラウドソーシングを活用したりとさまざまなケースがあります。
また、弁護士・司法書士・税理士といった士業の有資格者が、本業の経験やスキルを活かして仕事を受注していることもあります。

企業がクラウドワーカーを活用するメリット

ここでは、企業がクラウドワーカーを活用するメリットをいくつか紹介します。

採用・育成コストを削減できる

自社で人材を育てる場合は、新入社員の採用や各種研修などの育成コストがかかり、時間や手間をかけても人材が育つとは限りません。
一方で、クラウドワーカーを活用すると、即戦力となる人材(特定の有資格者・経験豊富な人材など)に仕事を任せられるため、採用・育成にかかるコストを削減できます。依頼する際は、社内で育成する場合の採用・育成コストと、クラウドワーカーに業務委託するコストを比較し、費用対効果を検討しましょう。

必要なタイミングで依頼できる

クラウドワーカーを活用すると、必要なタイミングで依頼できることがメリットです。
例えば、通常の業務量であれば社内で対応し、一時的にリソースを増やしたいタイミング(会計時期や繁忙期など)のみ業務を外部委託することができます。
また、リソース不足を補うために社員を雇うと固定費(給与・ボーナス・福利厚生の費用・その他備品代など)がかかりますが、クラウドワーカーは自社の社員ではないため、これらのコストが基本的にかからない点もメリットです。

自社にないスキルを持つ人材を選べる

クラウドワーカーの中には、デザインやプログラミング、マーケティング、システム開発などの専門知識や高いスキルを持つ人材がいます。
さまざまなジャンルのクラウドワーカーが登録しているクラウドソーシングサービスを利用すれば、自社にないスキルを持つ人材を選んで業務を依頼できる点がメリットです。
とくに人材の採用・育成にリソースを割くことが難しいスタートアップ企業などは、クラウドワーカーを活用することで社内業務の効率化が期待できるでしょう。

希望に合うクラウドワーカーを探せる「クラウドワークス」

クラウドワーカーを探せるクラウドソーシングサービスのうち、おすすめは日本最大級の「クラウドワークス」です。登録ワーカー数が400万人を超えており、さまざまなスキル・資格・知識を持つ人材が多数登録しています。

クラウドワーカーのプロフィール画面からは、実績や経歴、得意ジャンル、保有資格、希望する稼働時間や報酬額などを確認できます。

実際のワーカー検索画面を見てみる

また、依頼したい業務内容や料金の価格帯、必要なスキルなどで登録ワーカーを絞り込み検索することも可能です。より高い業務クオリティを希望する場合は、クラウドワークスにプロフェッショナルとして認定された「プロクラウドワーカー」に限定して人材を探すこともできます。

クラウドワークスのサービス上で契約すれば自動で業務委託契約となり、採用・育成にかかるコストを削減できます。必要なタイミングで業務委託ができるため、単発の仕事を依頼したい場合・継続して仕事を依頼したい場合のどちらにも適しています。
なお、クラウドワークスの利用料・登録料などの手数料は一切かかりません。

仕事別の発注相場を見てみる

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クラウドソーシングTimes編集部
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