マーケティング
公開日: 2019.05.23 / 最終更新日: 2020.01.06

コンテンツマーケティングのメリットとは?デメリットとともに紹介!

コンテンツマーケティングは、インターネットが普及して購買行動が変化した時代において、なくてはならない考え方と言われています。ここでは、実際にコンテンツマーケティングを行うメリットやデメリット、その運用方法についてご紹介します。

コンテンツマーケティングとは 


コンテンツマーケティングとは、潜在顧客が望む自社の商品やサービスの良質な情報を発信し、商品・サービスのファンを増やして購買へとつなげるマーケティング活動です。

企業から一方的に提供される情報の信用性が低下し、さらにインターネットの普及によって、ユーザーは自分が欲しい情報だけを集めて自らSNS拡散をするようになりました。これに加えて、Googleなどの検索エンジンが良質なコンテンツのみを評価して上位に掲載するようになったため、ますますこのコンテンツマーケティングが重要視されるようになっています。

コンテンツマーケティングのメリットは?


コンテンツマーケティングの運用は、自社にとってたくさんのメリットが期待できるマーケティング活動です。

参入時の障壁が低い

コンテンツマーケティングは自社のオウンドメディアを利用することが多いため、例えばテレビでCMを流したり、リスティング広告を配信したりするよりも簡単に導入できます。手軽に試せるのが大きなメリットのひとつです。

リスティング広告についてはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:リスティング広告は効果ある?メリットとデメリットを解説!

過去の記事は資産になる

開発した良質なコンテンツは、配信して終わりではありません。意図して削除しない限りは自社メディアに半永久的に残ることになり、自社の価値ある資産として残すことができます。

将来的な顧客を集客できる

潜在顧客が自分の欲しい情報を求めて訪れるため、将来的に自社商品を購入してくれそうなたくさんの見込み客を集客することが可能です。また、すでに顧客である人の情報拡散によってさらに優良な見込み客が集まります。

SNSとの相性が良い

コンテンツマーケティングでよく利用されるブログや動画はSNSで拡散されやすく、一度「バズる」と想像以上の効果が期待できます(「バズる」とは、SNSが発端となり投稿などが短時間で多くの人に見られることをさします)。

業界のなかでポジションを確立できる

自社商品・サービスの専門分野でコンテンツマーケティングが成功すると、業界におけるリーダー的な存在になることも可能です。サイトの信用性が上がることで、企業のイメージアップや新規客拡大にもつながります。

以下の記事でもメリットについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:注目のコンテンツマーケティングとは?4つのメリットを解説!

コンテンツマーケティングのデメリットは? 


コンテンツマーケティングはメリットばかりではありません。デメリットも理解しておき、ロスの少ない運用を心がけましょう。

結果が出るまで長期間かかる

ペイドメディアによる出稿はすぐにわかりやすい効果が表れますが、コンテンツマーケティングは効果を実感するまでに時間がかかります。そのため、最初のうちは効果を実感しにくいのがデメリットのひとつです。

継続して質の高い記事を出すのが難しい

潜在顧客が望む良質の情報を、長期間・高頻度で継続して発信し続けることは意外と難しいものです。専門の担当を配置する、あるいは外注することも含めた体制づくりが重要となります。

必ずしも結果がでるわけではない

取り組んだコンテンツマーケティングが必ずしも成功するわけではなく、試行錯誤を繰り返しながら進めていくことになります。PDCAを回しながら、より効果が出る運用方法を模索しながら進めることが大切です。

コンテンツマーケティングの始め方は?


コンテンツマーケティングのメリット・デメリットを知ったうえで、実際の進め方を確認していきましょう。

どのような人に読んでほしいか考える

コンテンツマーケティングは、まず、どのような人に自社メディアに接して欲しいかのペルソナを設定します。自社の商品・サービスの潜在顧客発掘のために、対象となる人の思考や価値観、行動特性などを把握するペルソナ分析を行います。ペルソナの購買行動なども押さえておくことは、タッチポイント別の適切なチャネル選択などに役立ちます。

具体的なペルソナの作り方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:ペルソナの作り方とは?詳細な作成方法やBtoB向けの注意点を解説

相手の知りたいことを探す

次にやることは、ペルソナが欲しい情報、知りたいことなどを調査することです。自社商品・サービスをそのまま伝えるのではなく、相手が現在望んでいる情報を交えながらアピールすることで、受け入れられやすくなります。

キーワードを設定する

ペルソナが設定できたら、彼らがよく検索するキーワードを探して設定します。コンテンツマーケティングは、検索によっていかに自社メディアに流入させるかがカギ。検索ニーズを把握して適切なコンテンツ開発をすることで、効果的な運用につながるのです。

キーワードの選び方の流れはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:SEOでキーワードの検索順位を上げるには?選び方のコツを解説!

コンテンツマーケティングの運用方法は?


コンテンツマーケティングを効率よく運用するには、自社作業と外注作業を組み合わせて効率よく展開することがポイントです。

自社で運用する

コンテンツマーケティングとは、自社の良さを見込み客に提供することです。そのため、その根幹となる企画づくりや、実際にやってみて改善を図るようなPDCA作業は自社で管理すべき要素です。ただし、すぐに結果が見えない業務に対して、社員のリソースを割かねばならないことなどはデメリットとなります。

クラウドソーシングを活用して運用する

コンテンツマーケティングの運用では、原稿作成やサイトのプログラミング、運用などは外部の専門性に頼るほうが効率的なこともあります。具体的には、アウトソーシングやクラウドソーシングの活用です。特に、クラウドソーシングの場合は受注者評価を基準に発注ができ、単価を調整できるところも大きなメリットです。

まとめ

コンテンツマーケティングは注目のマーケティング活動のひとつです。自社の良質なコンテンツを継続的に提供し続けていく必要があるため、実際の運用は自社の力のみならず外部の力も使いましょう。長期間にわたって効率よく安定的に運用していく体制づくりが重要となるので、ぜひ参考にしてください。

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広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランやの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。       

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