マーケティング
2019.06.07
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飲食店の人手不足の原因や解決策とは?業務量を減らすのも手段の1つ

人手不足に陥りやすい飲食業界。なかなか従業員が定着せず、一人当たりの業務量が増えてしまっているお店も少なくありません。当記事は、飲食店の人手不足の原因やその解決方法について徹底解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

飲食店の人手不足の原因


飲食店が人手不足に陥りやすい原因を説明します。

仕事に対して賃金が安い

飲食業界は、仕事量にたいしての報酬額が低くなるケースが珍しくありません。たとえば、時給の低いアルバイトでも社員や店長が行うべき業務を任されることがあります。社員や店長と同じ業務を行っているにもかかわらず給料が社員や店長よりも低ければ、当然アルバイトのモチベーションは上がりません。そのため定着率が低くなってしまうわけです。

アルバイトの精神的負担が大きい

飲食業界は店長が複数店舗を受け持つことも珍しくなく、店長が不在の状況も多いです。そのため、社員は大きな責任を担わなければなりません。そのうえ社員が少なければ、業務の負担はアルバイトにまで回ってきます。

店長や社員が行うべきクレーム対応でさえアルバイトが行わなければならない場合もあるでしょう。そうなれば、当然アルバイトの負担は大きくなり精神的ストレスが溜まってしまいます。

人間関係が悪い

飲食店の人手不足の原因として「人間関係の悪さ」「職場環境の悪さ」も挙げられます。雰囲気が良く、良好な人間関係が築かれている飲食店であれば、従業員の定着率も比較的高いでしょう。一方で、良い人間関係が築かれていない場合は、従業員同士の信頼も少なく仕事も効率的に進みません。コミュニケーションに問題を抱えて離職する人も多くなります。

飲食店の人手不足を解消するには


飲食店の人手不足を解消する具体的な方法を解説します。

正社員の勤務地や勤務時間を柔軟に

飲食店の人手不足を解決するためには、まず正社員の数を増やさなければなりません。加えて、正社員の定着率を高めることが大切だと言えます。そのため、正社員の労働条件を柔軟にするなどの対策が必要です。

特に見直すべきは、正社員の勤務地や勤務時間。たとえば、「かっぱ寿司」や「牛角」を展開する株式会社コロワイドは、限定社員(勤務地が固定され、短時間勤務が可能な正社員)制度を導入することで、正社員の雇用数増加に成功しています。

正社員の年間休日を増やす

飲食サービス業の年間休日平均は、全業界平均と比べて10日以上も少ないです。定着率を上げるために正社員の年間休日を増やすべきだと言えるでしょう。

また、一般的な企業は土日休みが多いですが、飲食店の場合そうとは限りません。土日の営業も多く、休日は不規則になりがちです。年間休日を少しでも増やし、社員に肉体的・精神的休息を与えるようにしましょう。

福利厚生制度を充実させる

充実した福利厚生制度を設けることは、飲食店の人手不足を解消するうえで重要です。たとえば、以下のような制度を導入することで従業員の定着率は大きく向上します。

・住宅補助
・食事補助
・産休育休制度
・家族手当
・社員旅行
・各種給付金
・各種保険

少なからずコストはかかりますが、お店の魅力度・従業員の満足度を高めるためにも、福利厚生制度を整えることを検討しましょう。

アルバイトの昇給制度を設ける

飲食店の人手不足を解消するには、正社員だけでなくアルバイトの定着率も高めなければなりません。アルバイトの在籍日数・月数を伸ばす工夫として、昇給制度の整備が挙げられます。アルバイトのレベルに応じて昇給を行うことで、アルバイトのモチベーション維持にもつがなります。

また、アルバイトの正社員登用も忘れてはいけません。経験豊かな人材に長期的に働いてもらうことが可能になれば、人手不足問題の解消にもつながるでしょう。

マニュアルの整備と研修制度の充実

従業員の退職率を下げるために必要なのが、マニュアルの整備と研修制度の充実。特にアルバイトの場合、受け入れ態勢をしっかりと構築していなければ、3カ月程度で退職してしまうケースは多いです。

分かりやすいマニュアルが用意され、分からないことは先輩に気軽に質問しやすい環境が整っていれば、アルバイトの定着率は大きく上がります。また、充実した研修制度を設けておくことで効率の良い育成が可能になるでしょう。

求人の出し方を工夫する

飲食店の人手不足を解決するためには、求人の出し方も工夫しなければなりません。予算にもよりますが、なるべく目立つサイズでカラー広告での出稿が望ましいです。

また、簡素な求人広告よりも、楽しそうな雰囲気を打ち出している求人広告のほうが応募を集めやすいです。ただし、求人を出し続けていると、常に人手不足のブラックな職場なのではないか?と疑われる可能性もあるので注意しましょう。

飲食店の業務量を減らすには?


最後に、飲食店の業務量を減らす方法を紹介します。

ITシステムや券売機の導入

従業員の業務負担を減らすために、ITシステムやITツールの導入は欠かせません。Web予約システム・タブレット会計・自動券売機などを導入することで、従業員がより快適に働けるようになります。

さらに、シフト作成や勤怠管理をIT化すれば、働き方の改善につながります。初期費用や維持費などのコストはかかりますが、積極的にITシステムの導入を進めてみてください。

ノンコアな業務の外注

飲食店の生産性を上げ、業務効率化を進めるためには、従業員をコア業務に専念させることが重要です。そのため、ノンコアな業務があれば外注してみましょう。

たとえば、チラシ作成やメニュー更新などのクリエイティブな業務は、クラウドソーシングを利用して外注することも可能です。ノンコア業務の外注化が進んで従業員の負担が少しでも減れば、人手不足の解消につながります。

広告やロゴの制作などのクリエイティブ領域でクラウドワークスをご利用いただいた企業様の記事です。
関連記事:単純な広告のデザインはクラウドソーシングで。制作会社とクラウドソーシングの使い分けのノウハウとは:株式会社アンカレッジ

まとめ

飲食店の人手不足の原因やその解決方法について徹底解説しました。従業員が定着せず、一人当たりの業務量が増えてしまっているお店は、売上や経営も安定しません。ぜひ、当記事で紹介した施策を参考にして、人手不足を解消してみてください。

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にしすん
早稲田大学商学部卒業後、コンサルティング会社で人事業務を担当。新卒・中途採用全般に携わる。 その後、フリーランスとして独立。WebマーケティングやWeb広告の分野で活躍中。マーケティング・金融・会計・人事労務など、幅広い知識を持つ。

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