マーケティング
公開日: 2019.07.25 / 最終更新日: 2020.12.03

販促のアイデアを総まとめ!ユニークな企業事例も合わせて紹介

販促のアイデアで悩んでいる人のために、今回の記事ではアイデアのヒントになるポイントを解説します。オンライン・オフラインでの販促手法や、実際の企業事例についても紹介していますので、ぜひ自社の販促を考える時の参考にしてみてください。

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集客に大切な「販促」とは?


具体的な販促方法のアイデアを紹介する前に、まずはそもそも販促とは何かを確認していきましょう。販促とひとくくりに言っても、実にその種類はさまざまです。それに加えて、なぜ販促が重要なのかも紹介します。

販売促進の略称でプロモーションを意味する

販促は「販売促進」という言葉の略称で、プロモーションという言葉でも言い換えられます。メーカーや小売り、Eコマースサイトなどの売り手が買い手の購買意欲を刺激して、消費者に商品を購入してもらうまでの活動のことです。

販促は「購入の選択肢に入る」ために重要

情報が溢れている現代においては、まず「購入の選択肢に入る」ために、販促活動がより重要とされています。消費者はインターネットを通じて多方面からの情報取得が可能になった結果、より多くの選択肢の中から選べるようになりました。売り手側としては、その選択肢にまず入ることが重要なのです。

オンラインでの販促アイデア


代表的なオンラインの販促手段として「ソーシャルメディア」「オンライン広告」「メールマガジン」「動画」の4つを紹介します。オンラインによる販促は現代においては欠かせないものです。それぞれのポイントを理解して、アイデアに取り入れてみましょう。

ソーシャルメディア

ソーシャルメディアによる販促は、Instagram、Facebook、Twitterを活用した販促手法です。ソーシャルメディアは多くの人に一度に情報提供できるだけでなく、ユーザーとの距離が近いぶん、上手く活用すれば「エンゲージメントを高める」「関係構築をする」といったブランディングの役割も持ちます。方法としては、オーガニックで投稿する、広告を出稿する、インフルエンサーの活用などです。

ブランディングの具体的な手法はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:ブランディングの手法とは?競合と差をつける4つのプロセスを紹介!

SNSマーケティングの重要性や効果はこちらの記事で紹介しています。
関連記事:SNSマーケティングとは?SNS4種類の特徴と効果を徹底解説!

オンライン広告

キーワード検索した際に表示されるテキスト広告、関連したWebサイトで表示されるバナー広告などが、オンライン広告による販促です。基本的に、オンライン広告は出稿する費用が発生します。商品やブランドを知ってもらう認知拡大の目的で使われる場合が多い手法です。

メールマガジン

一度顧客情報を取得する必要がありますが、個人に向けて発信できるメールマガジンも販促手段のひとつです。メールというと少し古い印象を受けるかもしれませんが、最近ではAIなどを活用して、ユーザーに合わせた内容のメールマガジンを配信するという新しい事例も増えてきています。

動画

オンラインでの販促には、動画を活用したプロモーションもあります。Youtubeで動画を配信する方法や、短い尺の動画を作って広告として配信する、ソーシャルメディア上で配信するなどの方法があります。コンテンツとしては、商品やブランドの特徴理解を促進するもの、使い方を紹介するもの、ブランドメッセージを伝達するものなど、目的に合わせて変えていくのがおすすめです。

Youtube動画広告のメリットや出稿方法はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:YouTube動画広告の効果は?種類別の料金や出稿方法を解説!

オフラインでの販促アイデア


オフラインでの販促アイデアとして「ダイレクトメール」「イベント」「PR活動」「オフライン広告」の4つを紹介します。オンラインでの販促が増えてきていますが、ターゲットや目的によってはオフラインでの販促活動のほうが効果的な場合も少なくありません。

ダイレクトメール

ダイレクトメールは、実際に消費者の元に郵送で届ける販促活動です。情報提供を目的とするだけでなく、特徴を記載したパンフレット、実際にお店で使えるクーポン、試供品などを同封する場合もあります。

イベント

イベントは、実際の体験を提供できる場所として今も人気の販促手段です。コストや準備に手間がかかること、効果測定がはかりにくいことはネックですが、多くのユーザーに直接接触できるという点はメリットです。自社開催イベント、展示会の参加、パブリックスペースでのイベント、POP-UP、店内での体験イベントなど、規模はさまざまです。

イベント集客のポイントや企業による成功事例はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:イベントのプロモーションは効果ある?集客のコツから事例も紹介!

PR活動

パブリックリレーションズの活動も販促手段のひとつです。プレスリリースの発信、メディアに対する働きかけなどが代表的なPR活動にあたります。費用をかけて出稿する広告とは違った角度からの情報発信ができる点がメリットです。

広報戦略を行う流れはこちらの記事がおすすめです。あわせてご覧ください。
関連記事:広報戦略で企業価値をあげるには?プランの立て方や成功事例を解説!

オフライン広告

オフライン広告は、新聞や雑誌、駅や電車内などの交通広告、街中の看板を用いた広告などを指します。広告もオンラインが主流になってきてはいますが、ターゲットが新聞や雑誌をよく読む世代の場合は効果的です。

広告の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
関連記事:広告の種類ってなにがあるの?特徴や費用などを一覧で大公開!

販促のアイデアを企業事例で紹介


ここでは、実際の企業事例として「British Airways」「西武鉄道」「ローソン」の3社のケースを紹介します。

British Airways:デジタルサイネージの活用

イギリスの航空会社「British Airways」はビルのサインボード、デジタルサイネージをうまく活用して話題を醸成しました。

その内容とは、ロンドンのとある広場に設置されたスクリーンに、1人の男の子が登場するところから始まります。男の子は突然歩き出し、空に向かって指をさすのですが、その先にはBritish Airwaysの実際の飛行機がちょうどよいタイミングで飛んでくるのです。スクリーンと実際の空をかけ合わせるという、ユニークな広告の使い方を学べる事例です。

西武鉄道:鉄道×クラブのイベント

西武鉄道とナイトクラブ「ageHa」のコラボレーションによる販促では、電車内にDJブースを設け、鉄道内でクラブイベントを開催しました。鉄道会社×クラブという意外な組み合わせや、電車内をイベント会場にするというユニークさが評判となりました。普段、西武鉄道を利用していないユーザー層にアプローチすることで、企業認知やイメージ向上などにつながった事例です。

ローソン:SNS活用の#Ponta(ハッシュドポンタ)企画

大手コンビニエンスストアのローソンが仕掛けた販促事例は、Ponta会員が決められたハッシュタグをつけてツイートし、キャンペーンにエントリーする内容です。そして、その後の実店舗での商品購入に合わせてボーナスポイントが貯まるという仕組み。ポイントサービス「Ponta」とSNS「Twitter」を活用して来店を促すユニークさが話題になりました。

まとめ

オンライン・オフラインそれぞれの販促方法やアイデア、話題になった実際の企業事例について紹介しました。事例からはユニークな切り口や、企業×企業によるコラボレーションでのポイントを学ぶことができます。是非、販促のアイデアを考える際の参考にしてみてください。

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消費財メーカーでマーケティングを担当。消費者調査、コンセプト・商品開発、ブランディング、メディア戦略立案、販売戦略立案などブランドマーケティング全般、WEBマーケティングについてはオウンドメディア管理、SNSマーケティング、SEOなどを実務として経験。

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