外注ノウハウ
公開日: 2020.10.22 / 最終更新日: 2023.11.20

知らないと危険!アイコン使用・作成で著作権侵害になるものとは

好きなキャラクターや著名人の写真をアイコンに使用すると、知らぬ間にリスクを冒している場合があります。個人で使うパソコンの壁紙などに設定する場合には問題ないことがほとんどですが、多くの人の目に触れるSNSのアイコンなどに使用すると著作権侵害の可能性があります。

今回は、アイコンへの使用が問題となる例や、リスクを回避する方法を紹介します。

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著作権侵害とは

著作権侵害とは、著作権や著作人格権などの権利を侵害してしまうことです。私的使用の範囲外を超えて、著作物を著作権者に無断で使用したり、無断で一部をアレンジしたりすると、権利を侵害しているとみなされます。

著作権が発生するものは、絵画や漫画などの美術的な創作物、写真や映画などの芸術的な創作物、そのほか、言語や音楽、舞踊に至るまで多岐にわたります。今回のアイコンは、イラストや画像を主に使用し、私的範囲外で利用されるため、特に著作権侵害に注意しなければなりません。

著作権侵害に該当した場合のペナルティ

自由に著作物を利用できるのは、「自分自身や家族などのごく狭い範囲で私的に利用する」「正当な範囲内で引用する」などといった一定の条件下のみです。

もし著作権侵害に該当した場合、侵害行為の差し止めや損害賠償の請求、名誉回復の措置の請求などが行われます。懲役10年以下・1000万円以下の罰金のいずれか(もしくは両方)を科せられる可能性があり、立派な犯罪であるため、注意しましょう。

著作権侵害になるアイコンの例


以下のようなアイコンは著作権の侵害にあたる場合があるため、注意が必要です。

芸能人の写真や画像

芸能人の写真をアイコンに使用すると、「写真や画像を無断で使用した」として著作権侵害になるうえ、肖像権の侵害にもなる場合があります。肖像権の侵害については、まだ法律で明文化されていませんが、日本国憲法の第13条や民法第709条を根拠として民事上の責任を問われる可能性があります。

また、芸能人や著名人だけでなく、一般人でも肖像権は発生します。いずれにせよ、他人の写真や画像を無断でアイコンに設定することは避けましょう。

アニメのキャラクター

アニメのキャラクターをそのまま使うことは、著作権の侵害にあたります。たとえ多少の加工を施したとしても著作権の侵害とみなされるケースが多いため、気を付けて下さい。元の著作物の本質的特徴を保ったまま使用すると、著作物との類似性や依拠性が認められるためです。
アニメのキャラクターをそのまま使用すること・多少のアレンジを加えて使用することはどちらも避けましょう。

なお、自分で完全なオリジナルキャラクターを作成してアイコンに使用する分には問題ありません。オリジナルキャラクターを作る際のコツや費用などは以下の記事にまとめてありますのでご参照ください。

関連記事:人気の企業キャラクターはどう作る?効果的な作り方や成功のコツとは

キャラクターカード等のスキャン・撮影

市販のキャラクターカードをスキャン・撮影などしてアイコンに使用すると、著作権侵害に該当します。キャラクターカードは著作物にあたるため、一部だけを切り取って使用することも避けましょう

カードをもとに自分で似たようなイラストを作成する場合は、元の著作物と酷似しないよう注意が必要です。

著作権侵害にならないアイコンを作るには?


著作権侵害にならないようにするためには、フリー素材やアプリを利用して自作したり、クラウドソーシングで依頼したりする方法があります。それぞれ見ていきましょう。

フリー素材を使用する

アイコンに利用できるようなフリー素材を提供しているサイトから、好みの素材を探して自作することができます。「ツイッターアイコンメーカー」や「roboinu.net」や「ぴよたそ」などがよく使われています。

アイコン作成アプリを利用する

自分の顔に似せたアイコンを作りたい場合は、「chappie」などのアイコン作成アプリを利用することもできます。また、「Let’s Draw お絵描きアプリ」などのイラストアプリでは、スマートフォンでアイコン用のイラストを作成できます。

クラウドソーシングで依頼する


著作権侵害に不安があるのであれば、オンライン上で仕事の依頼ができるクラウドソーシングを利用して、イラストレーターやデザイナーにアイコン制作を依頼することもできます。
例えば、日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」には、アイコン作成を依頼できる人材が70,000人以上おり、好みのテイストでアイコンのイラストを依頼できます。

アイコン作成を依頼できるイラストレーター・デザイナーのプロフィールはこちら

依頼したい相手が見つかったら、オンライン上で料金や納期の相談ができ、発注・納品・支払いもすべてクラウドワークスのシステムから行うことができます。
クラウドワークスでは著作権に関する規約があり、発注したアイコンの著作権は作成者(イラストレーターやデザイナー)に帰属されます。著作権ごと譲渡してほしい場合は、発注時に相談し、作成者の合意のうえで譲渡してもらうこともできます。

アイコン作成を外部へ依頼する際の流れや料金などについては、以下の記事もご参照ください。
関連記事:アイコン依頼はどこがいい?アイコンを依頼できるサイト4選

また、クラウドワークスではコンペ形式(複数のイラストレーターやデザイナーから作品の応募を受け、気に入ったデザインを選べる発注方法)でアイコン作成を依頼することもできます。

過去には有名人のアイコンを作成したコンペの例もあるため、ぜひ参考にしてみてください。

アンタッチャブル柴田さんのアイコンを作成したコンペの様子はこちら

クラウドワークスのコンペ形式に関する詳しい説明はこちら

まとめ

アイコンを作成したい場合、著作権侵害を避けるためにもオリジナルのデザインで自作しましょう。著作権の扱いがきちんと決められているクラウドソーシングサービスを利用してアイコン作成を依頼する方法もおすすめです。

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