マーケティング
公開日: 2019.10.30 / 最終更新日: 2024.04.11

メルマガとは?活用のメリットや読んでもらうコツ、企業の成功事例をまとめて紹介!

「メルマガ」は、販売促進のために広く活用されています。今回はメルマガとは何かわかりやすく解説するとともに、メルマガのメリットやデメリット、配信のノウハウ、企業事例なども紹介します。

メルマガ作成を手軽に依頼したいなら?
クラウドワークスにはメルマガ作成の経験豊富な人材が100,000名以上!予算・要件にあわせて人材を絞り込み、すぐに発注できます▶メルマガ作成を依頼できる人材のプロフィール一覧はこちら

メルマガとは?


はじめに、メルマガの基本的な知識を紹介します。

読者に対して一斉配信されるメール

メルマガとは、ユーザーへ配信したい情報をメールで一斉送信するサービスのことを指します。SNSやメッセンジャーアプリなどが広まった現在においても、一般的に活用されています。

テキスト形式/HTML形式の2種類がある

メルマガには大きく分けて2種類あります。ひとつは情報を文字のみで送る「テキスト形式」で、こちらは誰でも作りやすく読みやすいという特徴があります。もうひとつは「HTML形式」で、本文に装飾や画像を施すことができるため、視覚的な効果を期待できます。

メルマガ配信の目的

次に、メルマガを配信する主な目的を紹介します。

販売促進をする

メルマガを送ることで得られる効果のひとつに、販売促進効果があります。新商品やおすすめ商品の紹介、キャンペーンのお知らせなどをすることで販売につなげることが可能です。

顧客とのつながりを強化する

メルマガでは、企業や製品・サービスの情報が定期的に配信されるため、読んでくれる顧客のロイヤリティが深まります。メルマガは顧客に対して一方通行の手段ではあるものの、顧客との関係性が強化される効果も期待できます。

知識、ノウハウの提供をする

メルマガにお役立ち情報を載せて配信するのはよく見られる手法です。その企業オリジナルの知識やノウハウを提供することで、メルマガそのものや配信企業に価値を感じてもらうことができます。

メルマガを配信するメリット


続いて、メルマガを配信することで得られるメリットを紹介します。

コストが抑えられる

自社の情報を顧客に届けることは、販売促進戦略において不可欠です。たとえばDMを発送するとなると製作費・印刷費・用紙や封筒の費用などのコストがかかりますが、メルマガであれば通信料と人件費で済みます。コストを大幅に下げることができるのはメルマガの大きな魅力です。

プッシュ型販促によるアプローチ

販促戦略にはプッシュ戦略とプル戦略があります。プル戦略とはその名のとおり「引っ張る」戦略で、顧客を店舗などへ引き寄せるプロモーションです。その一方、メルマガが担うプッシュ戦略は「押す」戦略で、営業に近いプロモーションとなります。メルマガはコスト面でも労力面でも効率的な販促方法です。

読者との信頼関係の構築

メルマガは、自社のことを知ってもらうのに高い効果を発揮するツールです。定期的に配信することにより、顧客は会社のことを少しずつ知るようになります。そうすることで親近感が湧き、信頼関係を構築することができます。

タイムリーな情報発信ができる

DMや会報などの印刷物を作るには、内容を決めた後も、用紙を決めたり実際に印刷にかけたりと時間かかります。メルマガであれば内容が決まり次第すぐに配信ができるので、タイムリーな話題を届けることが可能です。

メルマガを配信するデメリット


たくさんのメリットがある一方、メルマガの配信にはどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。

必ず開いてもらえるわけではない

配信したメルマガが確実に届いているとしても、それを必ず顧客が読んでくれるとは限りません。未読のまま放置されたり、中身を確認せずに破棄されたりすることもあります。メルマガの精読率は一般的にあまり高くなく、複数のメルマガを申し込んでいると自社のメルマガが埋もれてしまう可能性もあるため、配信する曜日などのタイミングは検証していくことが重要です。

メルマガの効果をあげるコツや効果測定方法はこちらの記事でまとめています。
関連記事:メルマガの効果とは?効果をあげるコツや曜日、効果測定方法を解説!

定期的な企画やアイデア出しが必要

メルマガを配信し続けるかぎり、配信するためのアイデアやネタ出しが必要となることもデメリットです。そのための企画会議や取材など、執筆以外にも業務が発生します。また、ホームページ上で掲載するコラムや記事などのコンテンツは「資産」ですが、メルマガで配信する内容はその1回かぎりの「使い捨て」となり、蓄積していくわけではありません。過去に配信したメルマガをさかのぼって読んでもらえる可能性も低いと言えるでしょう。

迷惑メールに登録される可能性がある

迷惑メールと判断されてしまうようなタイトルにしていたり、配信頻度が多すぎたりすると、勝手に迷惑メールとしてはじかれてしまうことがあります。いったん迷惑メール扱いをされると、そこから読んでもらえる可能性はほとんどありません。誤解を招くようなタイトルや配信頻度などは十分気をつける必要があります。

メルマガの配信方法


実際にメルマガを配信するにはどうすれば良いのか、代表的な配信方法を3つお伝えします。

メール配信サービスを使う

メール配信サービスは、フォーマットなどがすでに揃っているため、手軽にメルマガを作成・配信ができます。メール配信サービスには無料・有料があるため、サービス内容などを比較して自社に合うものを選択しましょう。

マーケティングオートメーションを使う

マーケティングオートメーションというソフトウェアを使ってメルマガを配信できます。メルマガの開封率やクリック率など、マーケティングに必要なデータが得られる点も魅力です。

BCC配信をする

従来用いられている方法はBCC配信です。誰に送ったか個人情報を明かすことなく、既存のメール機能を使って配信する方法となります。小規模配信には向いていますが、大量配信の場合は手間がかかるため、あまり向いていません。

配信方法が把握できたらメルマガの作り方を確認しましょう。以下の記事で初心者でも簡単に作れる方法を解説しているので、参考にしてみてください。
関連記事:メルマガの作り方を徹底解説!初心者でも作れるようになるコツとは?

メルマガの活用で成功した企業事例


最後に、メルマガの活用に成功した企業の事例を3つ紹介します。

LIG:3つのポイントを改善して遷移率アップ

メルマガの開封率・記事遷移率が右肩下がりだったウェブ制作会社のLIGでは、メール配信システムを開発・販売する会社に分析を依頼。提案された6つの改善案のうち、過去に配信したことのある1つの記事に対し、開封してもらえるようなタイトルに変更する・配信時間を変更する・メルマガ内で紹介する遷移先記事数を少なくするという3点だけをすぐに変更して再び配信しました。

その結果、以前配信した時に比べて開封率はわずかに下がったものの、遷移率はなんと約2倍にアップ。ほかの案を試したりタイトルを短くしたりと改善の余地はまだまだあるようですが、メルマガをうまく活用している企業の事例のひとつです。

HMVジャパン:数百種類を運用して客単価向上

映像ソフト販売大手のHMVジャパン(後のローソンHMVエンタテイメント)では、さまざまな種類のメルマガを活用しています。キャンペーン情報や新譜情報を送るマスメール、顧客のアクションやライフサイクルに応じた顧客基点メール、来店頻度が下がった顧客へのリテンションメールなど、細分化すれば数百種類ものメルマガを使い分けています。これによって、店舗とオンラインでの集客は数倍になるという大きな成果を得ることにつながりました。

PR TIMES:ターゲットによって戦略を使い分け

プレスリリース配信サービスを行っているPR TIMESでは、ターゲットによりメルマガ戦略を変えています。PR TIMESのターゲット分類は『メディア関係者』と『個人ユーザー』の2種類です。情報をキャッチしたいメディア関係者は、メルマガ限定のプレスリリースを配信し、個人ユーザーは公開配信情報をキャッチできるように分けました。これらの戦略で国内シェアナンバーワンを維持しています。

まとめ

メルマガは販促などの顧客とのコミュニケーションにおいて重要なツールです。コストが抑えられる、タイムリーな情報が提供できるなどのメリットも多いのが特徴です。もしまだメルマガ配信をしたことがなければ、比較的簡単に始めることができるため、活用事例を参考にしながらぜひ始めてみてはいかがでしょうか。
社内にリソースがなければ、外注もおすすめです。
クラウドワークスの使い方や事例、発注相場がわかる資料をダウンロードする

マーケティング担当者が
実施を検討したい25コの施策リストとは?

プロモーション施策や体制等で悩む担当者へ、25個の施策リストや実現可能な体制構築のカギを紹介します。

【こんな方におすすめ】
・施策リストをまとめて確認したい
・施策を決定する際の基準を知りたい
・施策が実行できる体制を作りたい

クラウドソーシングTimes編集部
クラウドソーシングTimes編集部です。クラウドソーシングの最新事例やマーケティング・業務効率化など、企業活動に役立つ情報をお届けします!

コメントは受け付けていません。