スタートアップにおける情報共有のあり方について

2013.11.24

@narumiさんのこの記事に触発されて、ブログを久々に書いてみます。
『ブログを気楽に続ける一番カンタンな方法は「毎日書くこと」だったりする』

クラウドワークスはこの10月で創業3期目を迎えているのですが、
最近、情報共有のあり方、具体的には朝礼や会議の形が変わってきたのでそのことを書いてみます。

■創業から2期目までの情報共有:会議はほぼ無いのが理想的、目標を定めて全速力で走る

社員数の目安:3名~15名まで

クラウドワークスは創業以来2年間朝礼はありませんでした。
それどころかミーティング(会議)自体がほとんどありませんでした。

もちろん会社として必要なものは行っていますが、
事業運営上の定例会議は、半年前から開始して1週間に1度程度です。

それは私のこれまでの経験から「会議は得てして無駄多い。」と考えているからです。

原則として会議は出席者が、

1.事前に会議に関する情報共有を終えていて
(資料があれば事前配布した上で、問題点も事前に出し終わっている状態)

2.全員が主体的に発言をする気持ちがある

時にのみ有効であると思っています。

で、スタートアップの最初の1年ぐらいに関して、
会社の情報は出来る限り見える化してそれぞれが主体的に動けば、
わざわざ集まらなくても全く問題無いだろうと考えていました。

報告のためだけのミーティングや
情報共有だけのためのミーティングは意味が無い。

まずは初期の成果を出来る限り早く出すことのみに集中することが非常に重要。
だからこそ、サービス立ち上げ前から力を入れていたのは、KPIの見える化でした。

schooの授業でも話させていただきましたが、
『8ヶ月で会員1万人と、総額8億円を集めたUX改善』

サービス開始前からKPI管理システム「Genius」などの管理画面を整備して、
KPIに紐づく200個ぐらいのファンネルが全て見える化されるようにしました。

このインフラにより問題点があった場合に、
チーム全員がデータを前提として議論ができるような土台を作りました。

このような形で基本的にはリアルタイムに情報共有を行えるようにして、
打ち合わせを全く持たない仕組みで運営していました。

【もちろん例外もある!:UX改善は常に全員で】

例外は、クラウドワークスの共通言語である「UX改善」の会議。

これもschooで話したことですが、クラウドワークスの考えとして
これからのウェブサービスは個別の機能やデザインの議論ではなく、
「UX(ユーザー体験)」以外に差別化ポイントは無いと考えています。

だから、UX改善の会議だけは必ず全社員が参加して、
全社員でこの共通言語となるUX改善、つまりユーザー体験について話す時間を作っています。

クラウドワークスのUXコンセプトは、「”働く”を通して人々に笑顔を」です。
このことについて徹底的にみんなで議論を出しあう。

この時間は逆に無駄がめちゃくちゃ多いのですが、無駄を許容してでも
クラウドワークスのコアバリュー(価値観)そのものであるので、必ず全員でやるようにしています。

■3期目からの情報共有:朝礼の時間を大切にし、コミュニケーションを活発化させる。

社員数の目安:15名以上~

3期目を迎え、現在はアルバイトインターン合わせて常時30名程度のメンバーが稼働するようになりました。

そのような中で意識のズレが生じていることを感じ始めました。

例えば、

「吉田さんの講演を聞いて、経営方針が改めて理解ができました。」

「○○さんってそんなことを考えてクラウドワークスに入社したんですね!全然知らなかったです。」

といったようなことです。

当たり前といえば当たり前なのですが、30名程度でもこういうことが起きるのだな、と改めて感じました。
なので今期10月から毎週1回月曜日朝礼を行うことにしました。

30分構成で私からの話を15分、社員からの話を15分。

社員が話すテーマは、自分のこと、クラウドワークスについて、他メンバーについてなどです。
現在11月24日で約2ヶ月が経過しましたが、効果が高いということで、
隔週金曜日に朝礼を追加して、そちらでも社員2名が話すようにしています。

月末定例打ち上げで飲み会を設定していて、
これまでは特に何も意識せずに飲んでいたのですが、
今後はそこでも普段話していない人と話すようにしていこうと考えています。

また、追加で私の講演も2ヶ月に1回は最低聴講するように、という体制にしました。
近くにいて経営方針を話しているものだと思っていたのですが、
改めて私の話を聞く機会を設けるようにしています。

11月22日に出版させて頂いた書籍「世界の働き方を変えよう」にも書いていますが、
創業からここまで幸いなことに社員が誰一人退社していません。

もちろん今後はどうなるかわかりませんが、これからも社員間のコミュニケーション量や質に気を遣いながら良いチームを維持し続けられるように心がけていきたいと考えています。

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既に数多くの方々から感想を頂いていて嬉しい限りです。
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そして、今後定期的にブログを書くようにしてみます。