(本記事は、他サービスで記事投稿後、サービス終了に伴って保存のために転載したものになります。)
当社ではUX(ユーザーエクスペリエンス)改善という作業を社内の共通言語としています。
1年以上前ですがウェブの学校「schoo」でも同様の内容で講演させて頂きました。
(その時の資料はこちら)
UX改善は例えば、
・使いにくい所を見つけ出し
・改善案を考えて
・実装まで遂行して
サービス改善に繋げていくという仕事です。
このUX改善については、役職や職種関係無く
少なくとも一度は全員に考えてもらうようにしています。
社内でよく話しているのは、
「全員がユーザー体験について当事者として考える事が大切」
「エンジニアが偉いのはではない
社長が偉いのでもない
ユーザー体験について一番考えた人が一番偉い。」
といった内容です。
この考えの理由は色々ありますが、一つには
「IT業界において特定のスキルや職種で差別化できる時代は終わった」
という強い確信があるからです。
特定の機能やデザイン、UIだけで差別化できる時代は終わり、
それらを複合的に活用しながら、快適なユーザーコミュニケーションにコミットメントすることが重要。
もちろん先日発表した新CTOとして参画した著名エンジニアの大場さんのように
各方面の第一線のメンバーが参画することが必要ですが、
一方でそれぞれが特定のスキルに依存することなく横断的に考えることが必要。
当社に属する社員は一人一人がかなり幅広い業務に従事しています。
意識的に特定の仕事に集中させていません。
これをお話すると時々驚かれますが、
エンジニアも展示会に立って説明しているし、
時としてデザイナーがユーザーサポートをすることもあります。
(もちろん頻度は多く無いですが)
それは全員がユーザーに対する皮膚感覚を持ち続けることが必要だと考えて
あえてそういったマネジメントをしています。
UX改善の話は当社のコアバリューであるので、
今後もこの話は色々な角度から書いていくと思いますが、
取り急ぎ最初の入口として書いてみました。