2016年9月期キックオフ、今期のスローガン 「無限大の挑戦」


2016年9月期キックオフが終わりました。
創業4年、自分の意志で創業し上場し、社長業が苦しいのは当たり前、自己責任でやってる仕事なんだから泣くのは二流。そう思っていましたが初めて感動して泣きました。12015133_10154694085358532_6827389407696265431_o

2016年9月期キックオフ


キックオフは社員の皆さんのクラウドワークスへの想いがあふれ、チーム「クラウドワークス」としての一体感の中で、私の想像をはるかに超える時間が広がっていました。

半年前は影も形も無かった事業や役員が兼務するしかなかった事業に社員から責任者が起ちあがり、次々にコミットメントを発表していく。それを応援するチームの仲間たち。12113473_10154694082263532_7849065821813857517_o

年間で最も成果を上げた人を表彰する「年間MVP」や、行動指針から表彰される「CW8 AWARD」では

「社員一人一人が困難にぶつかってきたときにどう乗り越えてきたのか」10393929_10204150118027127_5349860221375022045_n

「そしてチームとして成果を上げるためにどのように取り組んできたのか」12105870_10204150118187131_3382651806698391745_n

そういうプレゼンが年齢や社歴に関係無く飛び出してきて、次々に表彰されていく。12068396_10154694085158532_692479740927215312_o

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その後、ユーザーの笑顔に貢献した話やユーザーへの感謝にあふれたムービー。12118963_621011781373359_6082617008489351998_n

ミッションである「”働く”を通して人々に笑顔を」が随所に体現され、本当に素晴らしい事業と組織であることを再確認し自然に涙にあふれました。12112207_621012074706663_6311899343106032760_n

私からも繰り返し、この1年で成果を上げた数々のチームの皆さんとキックオフをここまでのクオリティに仕上げた社員の皆さん、16年新卒のインターンの皆さんに感謝と感動を伝えました。

そして終わった直後、副社長の成田と
「組織が確実に一段上のステージに上がった。」
ということを確信し合いました。12118748_621011758040028_4770316880891900810_n

これまでのやってきたことの成果と、今年1年の圧倒的成長を確信できる実りのある時間でした。

2015年4月1日ごろの"HARD THINGS"


しかし、半年前は全く違う風景でした。

昨年の9月末29名だった社員は半年で50名増え80名となり、現在は110名を越えています。
急増する社員の中で事業や文化の状況は激変し不満が続出、うまく行かないチームが出始めます。
社員の幹部育成が急務となる一方で、その中で初めての幹部社員の退社。
社内に一気に不安が拡大し始める。

その中で第二創業を掲げ、私の時間の8割を内部に割き、幹部候補との1on1を繰り返し、大切にする文化の見える化を行い、8月9月はほぼ毎日幹部や幹部候補と飲みに行って対話を続けました。

しかし追い打ちをかけるように9月に入り、幹部候補の社員1名がさらに退社を突然通知。
役員から「彼の退社は少なからず吉田さんの言動が原因かと思います。」と言われる始末。

ベンホロウィッツ"HARD THINGS"のように、水が指の間から流れ落ちていく感覚。

一時は、じゃあ私がいるだけ迷惑なのか、副社長成田を社長にすれば解決するのか。
それならそれで良いよ、なんでも良いからクラウドワークスを何とかして前に進めたい。
そんな気持ちにさえなりました。

9月のB DASH CAMPでの気づき


そんな時に先日のB DASH CAMPという業界のカンファレンスに参加をして、10年前の上司であるドリコムの内藤社長や、C CHANNEL森川社長、セプテーニ・ホールディングス佐藤社長などにアドバイスを頂きました。

ドリコム内藤さん
「吉田さんのバランスの悪い性格は10年前からわかってる話(笑)。
そのことよりも、その副社長の成田さんのパフォーマンスを最大化できる環境が一番重要なのでは。
それが社長にすることなんだったらそれでも良いですけど、それが本当に本質なんですかね?」

セプテーニ・ホールディングス佐藤社長
「吉田さん会長・成田さんを社長にするのは全く時期尚早。
成田さんとの信頼関係は、圧倒的な利益の成果を通してしか生まれない。
社長・副社長としてタッグを組み真に成果を上げてから考えたら?」

C CHANNEL森川社長
「社長は、社員から嫌われるとか嫌われないとかは最も重要な話では無く、
社長の仕事は約束を守ること。約束を守ることに全ての時間を割くべきかと思いますね。」

ここが社長としての踏ん張りどころであり、副社長の成田と役員・社員の力を合わせて圧倒的に成果を出すために全力を尽くすべきタイミングということを再度噛み締めました。

この終わりの無い挑戦を必ず成功させる。そう思ってB DASH CAMPを過ごしました。

後日、B DASHでお会いした何人かの人に私の様子が明らかに変だった、と言われましたが、自分自身の現段階の能力への絶望と、どうにかして活路を見出したいという気持ちが混在している状態でした。すみません笑。

もがき続け、気付いたらみんなの力で第二創業の準備が整い、スタートラインに立っていた


その頃は毎日毎日、

「私がなんとかしないといけない」

「私がどう変わればいいんだ」

そんなことばかりを考えていたのですが、実は社員のみんなはそれぞれ自律して進んでいたのです。

それを本当に痛感し、みんなに感謝をした社員総会でした。各チームとしてのスローガンを独自に持って活動し困難な成果を達成する。時としてCWポーズとは違うチーム独自のポーズを決めて一体感を持つ。12045563_10154694084868532_5349754444094353601_o

困難を乗り切った方法を別のチームにもシェアして実践されるようになる。この半年の確かな成果をかみしめ、チームとしての自信に満ち溢れている。
気づけばそんなチームが続出していました。12132432_10154694084353532_5626850456520756350_o.jpg

その姿を見て、私はその成果に対して直接的には何もしていないと感じ、これが「組織」なんだと人生で初めて実感できたような気がします。
クラウドワークスは、気付いたら第二創業の準備が整い、スタートラインに立っていました。

個人からチームへ、理念から理念と数字の両立へ、そうしたことがいつの間にか進んでいたのです。富士山に何度か登ったことがありますが、目の前のとても辛い道を一歩一歩進み続けていたら、気づけば後ろには登ってきた風景が一面に広がっている。

そんな気持ちになりました。
この風景が2016年9月期のスタートラインで見えるとは思っていませんでした。

2016年9月期 スローガン「無限大の挑戦」


2016年9月期のスローガンは「無限大の挑戦」を掲げました。12094907_10154694081648532_4523999471141550060_o

働き方革命、個人の与信インフラを構築した後の世界はまだ見ぬ世界です。

今見えない世界へ無限大の挑戦をしよう。

1人1人が自分で見えていない世界へ無限大の挑戦をしよう。

新しい挑戦はリスクもあり、間違うかもしれない。

でも、皆さんはなんのためにクラウドワークスに集まりましたか?

新しい価値をもたらすためですよね。

新しい価値とは今はまだ現実になっていないものですよね。

であれば全員でまだ見ぬ世界への「無限大の挑戦」をしましょう。

副社長の成田修造も即座に無限大の挑戦を受けて組織テーマとして宣言。
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上場後、ともすると正論が支配しがちで「妥当性は?」「リスクは無いですか?」

という議論が増え、見えている成長だけを追い求めそうだったのでこのスローガンにしてみました。

しかし、奇しくも、その発表のキックオフで、私自身がまだ見ぬ世界を社員に見せてもらいました。

キックオフを通して、社員一人一人が、そして私自身も今期の業績への大きな自信をつかんだと思っています。

これを主催し仕上げてくれた石山さんをはじめとするキックオフチームに感謝です。12120147_10154694081198532_4457172435898876942_o

キックオフチームのお蔭で、このメンバーなら必ずやり遂げられるとさらに強く確信して今期をスタートさせることができました。

本当にありがとう。

今期の業績達成を通して更なる成長につなげ、20年で営業利益1兆円を通して働き方革命を成功させ、「”働く”を通して人々に笑顔を」を必ず実現しましょう。

みんなありがとう、今期「無限大の挑戦」でよろしく。12068921_10154694085898532_8398206627179472504_o

第二創業期において求められる人材像(クラウドワークスの場合)


先日の成田さんの副社長就任はお陰様で大きな反響を頂きました。
多くが「期待してます!」「若手に挑戦の機会を創るのは良いですね!」
といった副社長就任を支援いただき、成田さんを応援するようなコメントでしたが、
いくつか、吉田が現事業から離れるというのは無責任ではないか、との意見がありました。

それは全くの誤解で、明確な事実として代表取締役も社長も私1名ですので、
成田さんがもし何らかの失敗をした場合には
(当たり前ですが)当然私の責任だと考えています。

なぜ私が今回の人事をしたのか。それはひとえに
クラウドワークスが第二創業として理念「”働く”を通して人々に笑顔を」を軸に
全く新しい組織を創っていく必要があると感じている
からです。

2014年9月末正社員29名から2015年4月には80名体制を予定しています。
事業拡大、市場拡大に向けて予定通り一気に投資を加速させています。

ここ半年で入社した50名を見ていると一人一人が凄く優秀で、やる気に満ち溢れていて、
今後の素晴らしい組織ができることを確信しています。

一方で、この50名は私や役員と一緒に働いたことがある人はほとんどいないわけです。
仕事を通しての信頼関係がまだ無い、という緊張感を持つぐらいが良いのではないか、と私は捉えています。

このタイミングがクラウドワークスの第二創業期であると明確に感じていて、今までの組織をいったんリセットして、新しい組織をゼロから創るつもりで4月1日から望みたいと考えています。

そして私として、社員1人1人と対話を重ね、なぜクラウドワークスに来てくれたのか、何をやりたいのか、を聞かせてもらい、そしてクラウドワークスとして大切にしている理念を伝え、今後のアクションを一緒に考え、末永く一緒に働いてもらうための素地を創りたい。

多くの事業課題は、優秀な人が信頼関係のあるチームを創ることで解決可能だと考えています。
だからこそ4月1日からは私は組織の文化創りに徹底的に集中する。(+長期の成長戦略、IRなどをやることは前の記事に書いた通り)

その中で、第二創業期において求められる人物像が明確になってきたので、
昨晩からの社内のメールを共有してみます。

36歳で人が離れていき1人になったあの孤独を考えると、
今1人1人が一緒に働いてくれていることに毎日感謝をしています。
皆さん本当にありがとう。
必ず理念「”働く”を通して人々に笑顔を」を通して、
1人1人毎日が充実してやりがいに満ち溢れている会社を創りたいと私は決意しています。

ユーザーの皆さま、株主の皆さま、
引き続き今後ともご支援のほどをよろしくお願いいたします。

以下成田からの全社宛メール
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件名:「プロ野球大谷翔平を怪物にした花巻東高校の「目標達成用紙」」

https://newspicks.com/news/893396/body/
(※吉田補足。上記リンクをクリックするとわかりますが、大谷選手は夢を因数分解して具体的な行動目標81個を明確にしていいます。)

夢と目標と決意を区別する。

物事を因数分解して1つ1つ達成することで大きなことを成す。

大きな教訓ですね。
「私にはプロ野球選手という目標がありましたが、夢と目標と決意の区別がつかず、夢をかなえる秘訣が分かりませんでした。例えば『太ってきたので、痩せたい』というのは、目標ではなく決意。『今日はこれしかカロリーを摂らない』が目標。そうやって追っていくと、必ず結果が出ます。これって足し算や掛け算より、本来であれば小学生のときに教わらないといけないテクニックだと思います」

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以下吉田から全社宛の返信
---

孫さんも以下のように25の項目を方針にしているね。
「自らの経営理念を支えるものとして「孫子兵法書」を紹介。その内容を25つの漢字にまとめ、中味をひとつひとつ解説していきました。」

http://logmi.jp/28963

最近、痛感するのは、


・上場まではorこの人数規模になるまでは、単一の目標、単一のスキルで集中して絞り込んで個として戦うことが求められていたと感じている。


・4月1日からは例えば以下の成田さんが提示したような複数の目標と複数の方針を併せ持ちながらバランスよく戦うことが求められていると感じています。

分かりやすいものでいうと、「理念」と「数字」の両立、とかね。
「個人(自分)」と「チーム(他者)」とか、「短期」と「長期」とか、複合的な要素がどんどん求められている。


全役員はより一層の徳を積む必要があり、謙虚に勉強する必要があり、目線を高く持つ必要がある。


以前に入社している社員の皆さんにはこれまでの活躍に改めて感謝を伝えると共に、

4月1日から”働く”を通して人々に笑顔を、を軸に全ての社員が改めて平等に、そして他者尊重でフラットに話し合い、そして他人に働きかけ、理念と自らの価値を波及させていくことで、新しい組織を創るつもりで臨んで欲しい。


4月1日からの人材評価における優先順位は以下のとおりだと考えています。


1.”働く”を通して人々に笑顔を、を他者に働きかけ、チームや会社全体に波及させられる人

2.”働く”を通して人々に笑顔を、を個人として体現している人

3.個人の仕事観で仕事をしている人

これは短期間で多数の人が入社してきている中でどうしても譲れないガイドラインだと考え、皆さんに提示します。


3年の中でCW8のようなものは提示したことはありましたが、
どうしても譲れないという形で提示したのは創業から恐らく初めてのことです。


それぐらいステージが変わり、第二創業である、と感じています。
人事チームとしては9月末までに理念を体現した形の人事制度に改善していくことを目標とします。



組織のステージによって求められるものは変化します。
その変化を捉えて、柔軟に変わること。柔軟に変わったとしても個人の大切にしている軸は変わらない。


例えば、F1やサッカー、フィギュアスケートのルールが変わることはよくある。
その変更に対して個別では100%の納得感は無いかもしれない。
けれども新しいルールの中で自分を表現し結果を出すのがプロフェッショナルということ。


理念は原則変化しませんが、ルールは組織の(主に人数とその人数が入社する速度に寄る)ステージによって変化すると考えています。



今は明確に変化の時です。ここからは本当に1人1人の力に掛かっています。ぜひ力を貸してください。お願いします。


吉田

クラウドワークス2013年新卒の成田さんを副社長にしました


本日の取締役会で承認を受け、取締役の成田さんを副社長へ昇進させました。

彼はまだ25歳にも関わらず、彼を主体としたマーケティングチームでマザーズ上場を果たし、
現在では事業計画立案やマネジメントなど幅広く手掛けて成果を上げており、
取締役会でも全員一致での副社長昇進となりました。

今後、成田さんが現在の事業を全て管掌していくことになります。
25歳の青年としては大きな勝負になると思います。


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経営としては、意思決定スピードを最速にするために判断をしました。

現在常勤役員が取締役・執行役員で6名いますが、
気づけば話し合いが増えて、意思決定が遅くなっている局面があると感じました。

成田さんの仕事ぶりと成果を考えた時に、組織の更なる成長のためにも、
圧倒的に最速で攻め続けるためにも成田さんにジャッジを集約させることが
彼自身を成長させ、また組織を成長させられる、と考えています。

一方で組織の改編も行っています。
上場まで一定の体制を維持して走り続けていましたが硬質化している部分もあり、
定期的に変わり続けることを是とする文化を醸成したいという意思です。

今回の昇進は、一方で私の決意でもあります。

現事業の当面の目標である「2017年9月期に仕事の総契約額100億突破」は成田が担い、
私は今後の更なる成長戦略を打ち出していく役割になります。

上場会社3584社(日経新聞2015/1/6より、外国企業除く)の末席に立ってみて、
高校野球なら甲子園優勝、プロ野球なら日本一を目指すように、
トップを目指していきたいと思っています。

その中ではもっともっと別の圧倒的な成長カーブに挑戦し続ける必要がある。
今の成長カーブでは全然足りない。

私はその更なる成長カーブにコミットをします。
具体的には、
1.理念「”働く”を通して人々に笑顔を」を中心とした文化形成、人事制度構築
2.仕事の総契約額100億円達成以降の成長戦略
3.株主と対話型のIR方針の基礎作り
に集中していきます。

今週、元通産官僚・経済企画庁長官の堺屋太一さんと対話する機会がありました。

堺屋太一さんは、今日(2015年)の日本は第二の敗戦状態であると話されていました。

1100兆円の借金、歳出の4割以上が借入金、
高齢者の増加で年に3兆円近く増えることによる年金破綻、
インフラの少子化の危機、地方制度の行き詰まり等など・・・

戦後日本の終焉を迎え、新しい第三の日本を立ち上げる必要があると説いておられました。

クラウドワークスは、クラウドソーシングを通して、
個人の新しい働くインフラを提供し、その第三の日本を創ることに貢献したいと思っています。

そのように思った今回の人事ですので、ユーザーの皆さま、そして株主の皆さま、
チーム一同全力を尽くして「”働く”を通して人々に笑顔を」を実現して参りますので、
引き続き今後とも末永いご支援のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

リクルート社からクラウドワークスへご出資いただきました。


先行して各メディアから流れていますが、リクルート社からのご出資をいただきました。

リクルート、クラウドソーシング事業参入 ベンチャーに出資http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ0704G_X00C14A8TJ1000/

クラウドワークス、リクルート投資子会社に第三者割当増資を実施、登録者数は20万人を突破
http://thebridge.jp/2014/08/crowdworks-got-fundraising-from-recruit-holdings

クラウドワークスに人材大手のリクルートが出資--相互にサービス連携へ
http://japan.cnet.com/news/business/35051920/

クラウドワークスがリクルートを割当先とした第三者割当増資——理由は資金ニーズより事業シナジー
http://jp.techcrunch.com/2014/08/08/jp20140808crowdworks/

リクルート社からの発表
http://www.recruit.jp/news_data/release/2014/0808_7734.html
「クラウドワークスは、今回の資金調達により、日本最大級のクラウドソーシングサービス『クラウドワークス』の追加開発と営業体制の強化を実行することで、さらなるサービス拡大へとつなげていく予定です。」

人材最大手のリクルート社がクラウドソーシング業界においてクラウドワークスを選んだことは象徴的な出来事であり、国内のクラウドソーシング業界のターニングポイントであると考えています。

今回の出資により、電通・リクルート・サイバーエージェント・デジタルガレージと各業界のNo.1と連携させていただくことになり、クラウドワークスは国内No.1はもとより各社のネットワークを活かして世界戦略へ布石を打っていくことになると思います。

私たちが手掛けているのは、個人にフォーカスをあてた21世紀の社会インフラであると考えています。企業の信用インフラが20世紀かけて構築されていったようにこれから100年かけて個人が働くための社会インフラが成長していく。

具体的には企業の場合、

・登記簿には資本金
・帝国データバンクには与信情報
・証券取引所は第三者が保証する信頼

といった与信インフラがありましたが、個人には従前ありませんでした。履歴書もある意味自称でしかない。だから個人の採用や仕事にはリファレンスという概念が重要でした。

そのような中でクラウドワークスにおいて人々は「100件受注して評価(5段階のうち)4.8、ありがとう数は300」などの明確な実績と信頼を積み上げていくことが可能になり、信用が可視化された個人については実際に企業からスカウトで仕事がくるようになっています。

この社会が進むと個人は社会的弱者では無くなり、個人として社会的信用が得られるようになり、人の働く選択肢が格段に広がる、そう考えています。

実際に我々の調査では、クラウドワークスを活用して働く女性の9割以上が「働く機会が増えた」と回答いただいています。

クラウドソーシングではたらくママが急増中、利用者の9割が働く機会の増加を実感 ~クラウドワークス、女性ユーザーを対象とした利用動向の調査結果を発表~
http://crowdworks.jp/press/?p=2870

そして我々が目指しているのは仕事だけではなく、個人にとっての「仕事」「教育」「社会保障」の3軸のインフラの整備です。創業以来一文字も変わらない我々のミッションである

『21世紀の新しいワークスタイルを提供する
~個の力を最大限活性化し、社会の発展と個人の幸せに貢献をする〜』

に向かって、リクルート社のご支援を新たに頂きながらチーム一同全力で邁進して参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

「SoftBank World 2014」特別講演、無事終わりました!


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「SoftBank World 2014」特別講演、無事終わりました。

実は孫さんの過去のプレゼンなどを見ながら準備に準備を重ね用意していたのですが、リハーサルで社員達から「堅い」「緊張している」との声を相次いでもらいました。

そのような中で、これはやはりありのままに振る舞うしか無いと思い立ち、導入でリハーサルの社員からの意見をそのままその場で共有して「すこし緊張していますので、ぜひ皆さま応援ください!」と言ってみたところ、会場で笑いが生まれ少し柔らかくなりリラックスして話すことができました。

そういう意味ではざっくばらんにフィードバックをくれる社員の皆さんに感謝です。良い仲間を持ちました。ここでありがとうを伝えておきます。

1,400名を超える申し込みの中で登壇


私のセッションだけで1,400名を超える申し込みという満席の会場の中で、午前中に基調講演で孫さんが話した同じ壇上に立たせていただき、クラウドソーシングを取り巻く社会的背景から入り、企業経営へのメリット、そして世界中の企業のオープンイノベーションの事例を述べた後、人々が時間と場所に囚われないクラウドワーキングを実現している具体例をお伝えさせていただきました。

そして、最後に起業に至ったここまでの経緯をざっくばらんに語らせて頂きました。

ドリコムでのこと、一回目の起業での失敗、いずれも非常に辛く、悔しく、そして反省し、学ぶことが多い出来事でした。一回目の起業の失敗の後に役員が私1人になったときに改めて何のために働いているかを考え抜いた末に、名誉やお金ではなく、人々に貢献して人々のありがとうを大切にしたい、という思いに至った経緯をお話させていただきました。

そしてクラウドワークスというサービスにもその思いを込めたいという考えから生まれた「ありがとうボタン」(※1年間で80万回のありがとうがやり取りされています。)の話をして、2周年記念イベントでクラウドソーシングで働くクラウドワーカーたちが集い「ありがとう」が交わされた写真で締めさせていただきました。

終了直後にいただいた温かい声


会場からは大きな拍手をいただき、中には共感していただき泣いた方もいらっしゃるとのお声をいただきました。頑張って準備して良かったと思っています。

以下、一部を転載します。
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セッション参加させて頂きました。終盤の熱い思い、痺れました!クラウドソーシングがもたらす大きな可能性を再認識することができました。
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クラウドワークス凄い。吉田さん(@yoshidaCW )のパーソナルストーリーは最後会場を熱くしたはず。
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感動しました。苦難を乗り越えてハッピーの輪を創り出しておられ、本当に素晴らしいですね!
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(弊社スタッフから)
そういった“人に焦点を当てた企業”がこれからの社会を牽引し、日本ひいては世界を動かしていくのだと実感いたしました。
私は、クラウドワークスで働いていることに誇りを持つと同時に、「働くを通して人々に笑顔を」の真意を忘れず、これからも精進していきます。
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(株主から)
感動的なプレゼンで思わず涙ぐんでしまいました。孫正義とジャックマーの後の同じメインステージで大観衆の前での堂々たるプレゼンは本当に凄かった。
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クラウドワークスが目指すのは、個人が働くための新しい社会インフラ


企業経営には「コストダウン」と「オープンイノベーション」という二つの大きなメリットをもたらすクラウドソーシングですが、一方で企業の発注量が積み重なれば、個人の実績と信頼も積み重なり、個人が働くための新しい社会インフラとなりえると考えています。

企業には、登記簿があり、帝国データバンクがあり、上場企業という信頼を客観的に担保する仕組みがある。

それに対して、個人にはこれまでそのようなものが無かった。クラウドワークスは仕事の実績や評価、そして「ありがとうボタン」を通して個人の信頼を蓄積し、個人の信用のインフラ創りに貢献していると考えています。

「21世紀の新しいワークスタイルを提供する」というミッションを掲げたクラウドワークスの挑戦は始まったばかりです。個人が働く上での新しい社会インフラは、企業経営にも大きなメリットをもたらします。

ぜひ皆さまと、300万社の企業へ新しい人材調達のあり方を、そして1億2千万人の人々に新しい働く機会を創出していきたいと考えておりますので今後とも末永いお付き合いのほどをよろしくお願い申し上げます。

最後に、このような貴重な機会をくださったソフトバンクの皆さまに改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。

そして何より、このセッションを調整してくださったソフトバンクの徳永さんには、資料の構成やプレゼンのフィードバックなど当日まで様々な局面でご助言とご支援をいただきました。誠にありがとうございました。

※今回の講演の題名「クラウドソーシングでビジネスはこう変わる」と同名でダイヤモンド社から出版しています。今回の内容も含めて書いていますのでぜひご一読いただければ幸いでございます。
クラウドソーシングでビジネスはこう変わる(ダイヤモンド社)

​「自分は何かを成し遂げている」という誤解


(本記事は、他サービスで記事投稿後、サービス終了に伴って保存のために転載したものになります。)
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最近、社内でよく「サンクコストに縛られるな」という話をしています。

 

サンクコストとは、日本語では埋没費用と呼ばれ

「事業に投下した資金のうち、事業の撤退・縮小を行ったとしても回収できない費用」

と説明されています。(​wikipediaより)

 

一回目の起業の時に(クラウドワークスは二回目の起業になります。)、

数千万円の投資を行って全く黒字になる見込が見えない事業があり、

まさにサンクコストに縛られ、再投資も躊躇われるが撤退もしたくない、という経験があります。

 

最終的には、​書籍「世界の働き方を変えよう」にも書きましたが

役員が取引先を持って離反という事件により、撤退を余儀なくされました。

サンクコストに縛られると正常な判断ができなくなる、というのは一般的に知られていることです。

--

このサンクコストは日々の仕事において、精神的な面としても存在していると思っています。

 

事業を数年やってると、それぞれの部署の責任者に「自分がやってきた感」が漂ってきます。

また、転職者においても「私はこの分野でやってきた感」が当然あります。

そして私自身も常に「何かを成し遂げてきた感」が無いか?と自問自答しています。

 

結論から言うと、これらの「何かを成し遂げてきた感」はあらゆる業務において

排除しないといけないと考えています。心のサンクコストは撤廃しないといけない。

 

例えば、

・転職者が新卒に向かって素人扱いをする、という光景

・新しい事案や他部署のヘルプに対して、
自分や自分の部門の多忙を理由に非協力的になる態度

 

あるいは、

・電話に積極的に出ない態度

・挨拶を積極的にしない態度

 

これらは「自分には何も無い」と思っている時には、絶対に起きない事象です。

何も無いと思っていればあらゆることに必死になるはずです。

 

この事態は、当人が「自分は何かをやってきた(時間を投資してきた)感」があって、

かつ、当人が求めている評価を周りから受けていないと感じている時に起こっています。

(自分が認められていれば、他人に対しても寛容になると思います。)

 

まさに心のサンクコストであり、かけてきた時間の量に縛られてそれがプライドとなり、

今の目の前の事態にフラットに対応できていない。

 

心のサンクコスト=「何かを成し遂げてきた感」、はあらゆる時において

撤廃しないといけないと私自身常に考えています。

 

最近、私は自分の机のゴミ箱をなるべく、自分で処理するようにしています。

自分の「何かを成し遂げてきた感」を撤廃する意味でなるべくフラットでいたいと思って心がけています。

​働く上で大切にしている3原則 (4月1日から新社会人を迎える方へ)


(本記事は、他サービスで記事投稿後、サービス終了に伴って保存のために転載したものになります。)

クラウドワークスでは、ミッションとして

「21世紀の新しいワークスタイルを提供する」
を掲げていますが、それを直近の具体的な行動に落とし込んだスローガンとしては、
「”働く”を通して人々に笑顔を」
としています。

それに沿って働く際に重要な3原則を、明日話そうと思って整理してみましたのですが、
​4月から新しい環境で働く際に参考になるかなと思ってここに書いてみます。

 

​​1.仕事を選り好みしない(≒当事者意識)


クラウドワークスでは、アシスタントや秘書という職種が現状存在しません。
掃除やお花への水やりも重要な仕事であり、

また私の日程調整も現状は自分でやっていて良いと思っています。

「雑務」という言葉は無いと思っていて、
​全ての業務が「”働く”を通して人々に笑顔を」に繋がっていると思っています。


​仕事や職種・役職に貴賎はありません。
​だから困っているユーザー、クライアント、そして社員がいれば誰が手伝っても良いと思っています。

​前も書きましたが、エンジニアでも時として展示会でブースに立って説明するし、
デザイナーがユーザーサポートをすることもあります。
​私もつい先日1時間ほどユーザーサポートをしたこともあります。

 

一番良くないのは、困っている人がいるのに、

「これは私の仕事では無い」と思って見て見ぬふりをすること。

 

本当に大きくなればまたマネジメントも変わるかもしれませんが、

現在のうちの会社では全てのことに当事者意識であるという事を大切にしています。

 

2.他者を尊重する


新卒でも中途でも、皆これまでの人生にプライドを持って入社してきます。
一方で、会社にはそれまで築いてきた文化があります。

 

それを踏まえてクラウドワークスでよく話しているのは「サッカー日本代表」の話です。

 

もし仮に日本代表へ招集された時に、

これまでいたチームでの実績「私はこんなに凄かった」を言うことは役に立たず、

その日本代表のフィールドで他者と連携して結果を出せるかどうかだけで信頼関係が決まるでしょう。

そんなイメージで、

 

「入社時は目の前にいる人との信頼関係や実績は0(ゼロ)であるぐらいに考えて、

他者を尊重して連携して仕事に望んで下さい」

 

と話しています。
創業メンバーである吉田、野村、佐々木でさえ

この2年で信頼関係がようやく少しづつできてきたかな、ぐらいに感じています。
他者尊重の姿勢として、新卒や年下であっても原則「○○さん」と呼ぶように私は心がけています。

 

3.ユーザーへの熱意が最も大切


こう書くと当たり前に見えるのですが、仕事においてユーザーへの熱意ではなく、

仕事そのものが目的になっているケースが良くあると思っています。

 

例えば、最近バズワードのグロースハックにおいて、数値分析をする、ということは非常に重要ですが、データベースにある数値を単に引っ張ってきてこねくり回しても何か判るものではありません。

グロースハックというバズワードの元に、

数値分析すること自体が自己目的化している時があると思っています。

そもそもユーザーの体験の何を改善したいのか?、というユーザーへの熱い思いがあって、

そこから必要な数値を設定して、その数値を計測する仕組みを作らなければいけません。

 

そういう意味では、

弊社では地頭はもちろんですが、それよりもユーザーへの熱意を一番重視しています。

地頭は最低限必要なラインはあると思っていますが、地頭が多少弱くても

ユーザーへの有り余る想いがあれば最終的にはカバーできると思っています。

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ということで、クラウドワークスでは、
「”働く”を通して人々に笑顔を」というスローガンに基づき、

 

1.当事者意識を持ってあらゆる業務に取り組み、

2.他者を尊重し、

3.ユーザーへの熱意を持って

 

仕事をすることを大切にしています。皆さんにも何かの参考になれば幸いです。

それでは、明日から4月1日を迎える新社会人の皆さん、頑張って下さい!

個人が持つあらゆる資産が見える化する時代


(本記事は、他サービスで記事投稿後、サービス終了に伴って保存のために転載したものになります。)

​日々クラウドソーシングやクラウドワークスの説明を知らない方々に解説しているのですが、

クラウドワークスのサービス説明をする時に良く引き合いに出すのが「ヤフオク」です。

​「ヤフオク」は、皆さまも良く御存知の通り、個人の余ってるモノを売買するサービスです。

スマホ時代にフォーカスされた​「メルカリ」なども急速に伸びているようですが、
​いずれも個人の余ってるモノを見える化してマッチングするのが基本的な仕組みです。

 

ヤフオク : 個人が所有する「モノ」を売買

​クラウドワークス : 個人が所有する「スキル」を売買

 

といった流れで、個人の色々な資産を売買するようになっているんですよ、説明しています。

例えば、

「明日1日だったらデザインする余裕がある」

「子供が眠ったこの2時間だけ仕事できる」

といった個人のスキルと空き時間を見える化して、

企業や個人がダイレクトにアクセスできる世の中の実現を目指しています。

そうすることで、日本中のあるいは世界中の個人の空いたリソースを有効活用できる、

というのがクラウドワークスの考え方です。

 

また、インターネットにある程度詳しい学生相手などにはこれに加えて、

「AirBnB」「Uber」の話をします。

「AirBnB」は、言わずと知れた急成長中のメガベンチャーで、

個人の「部屋」を一泊単位で世界中の誰かに貸すサービス。
2013年には年間600万泊を超えたそうです。

※参考記事 : ​​Airbnbは、なぜ旅人に受け入れられたのか

​「Uber」は、最近日本に上陸したことでも話題のベンチャーで、

アメリカでのビジネスモデルは個人の「車」を世界中の誰かにタクシーとして貸せるサービス
※日本で提供されているのは一部のサービスでしか無く、

個人の車をタクシーにしてしまうという一番破壊的な「UberX」は日本では提供されていません。

以下が詳しいです。

参考記事 : ​​Uberの本質は高級車ではなく、低価格タクシー(uberX)にある

 

こちらの文脈で説明をすると、

AirBnB : 個人の「部屋」の空き枠を売買

Uber : 個人の「車」の空き枠を売買


クラウドワークス : 個人の「スキル」の空き枠を売買

という流れになります。

 

これはインターネット業界では「シェアリングエコノミー」などと言われていて一つのトレンドになっています。

NHKでも特集されています。

※参考記事 : ​米で広がるシェアリング・エコノミー
いずれにせよ、国や企業に囚われず個人が持つあらゆる資産が見える化する時代であり、

そのような背景の中でクラウドワークスが伸びている、という話を常々しています。

 

読者の皆さんが新しいビジネスモデルを考える時には、

「個人のどんな資産が次に見える化するのかな?」

を考えてみると面白いかもしれません。

シンプルに生きることの重要さ ~夏休みの宿題の話し


(本記事は、他サービスで記事投稿後、サービス終了に伴って保存のために転載したものになります。)  
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​雑誌やウェブのインタビューで最近良く話すのが

「夏休みの宿題を出せない夢を見る」というネタです。

 

私は、今でも中学校ぐらいの時の夢を見るのですが、

その内容が、いつも決まっていて夏休み明けの9月の学校にいる自分の姿です。

 

みんなが夏休みの宿題を出すのですが、

自分だけ全くやってなくて「家に忘れてきました」という嘘を付きます。

 

それで学校の先生が「家に忘れてきたのね、じゃあ次回出して下さい」と返事をするのですが、

当然学校の先生は信じていません。そして、それを子供ながらひしひしと感じています。

 

これは正直に言うと、夢でも何でも無く実話なのですが(苦笑)、

実際にそれを毎日毎日繰り返して、最初は出していない人が数人いたのですが、

いつしか9月30日とかになって夏休みの宿題をやってない人は私一人ということが

何度かあったように覚えています。

 

それで9月の1ヶ月間、毎回の授業で

「家に忘れてきました」「そうですか、じゃあ次回出して下さい」

をやっていたのです。

 

ある意味徹底的に誰よりも逃げ続けていて(笑)、

今から考えるとよくもまあそんなことやってたな、と思うのですが、

これは精神的に平気でもなんでもなく、毎日心苦しくてやましくて本当につらかった。

 

じゃあすぐにやればいいじゃないか、という話ですが、

夏休みの間に毎日少しづつやっていかないと終わらない量なので、

正直全くやってないところから、数日で出来る内容では無いのです。

 

いずれにせよ、その経験から痛感したことは、

「問題から逃げ回っていても絶対に解決せず、

 問題がどんどん重なってきてやましい思いを抱え続ける」

ということで、至極当たり前のことなのですが、

今でも夢を見るぐらいですのでトラウマに近いレベルで強烈に焼き付いています。

 

だからこそ、今は経営でもマネジメントでも問題が発生したら逃げずに徹底的に考え続ける。

しつこくしつこく考え続け、一刻も早く解決策を見出すことを心がけています。

 

そうしないと夏休みの宿題がどんどん溜まってきて

心苦しくなって健全な状態を保つことができません。

 

そうやって一つ一つの問題を徹底的に潰して出来る限り負荷を減らし、

自分をシンプルな状態を保つことで

精神的に健全な毎日を歩むことができると考えています。

 

 

一方で、その経験を通して逆に今思っていることは、

「若いうちに逃げるだけ逃げてみて良かった」とも思っています。

 

逃げた経験があるから逃げるとどうなるかを痛感している。

人だから時として逃げたい時もあると思っています。

そういう時は逃げるという選択肢があっても良いと思っています。

(他人から出資を受けて勝負している起業家とかであれば

逃げるというのはありえないことが多いと思いますが。)

 

なので、最近若い人から相談を受けるときも、

「逃げたいという気持ちをどこかで持っているときは、逃げてみたらいい。
ただし全力で逃げる。逃げてみてどうなるかを早めに体験するのが良いです。」


と話しています。

その先に見えるものを受け止めてみて、どう考えるか、どう行動するか、

でその人のその後の方向性が決まると思っています。

 

追記:大企業や大人数の経営になってくると、解決しない問題を多数抱えながら

前に進み続けるということが必要になるようにも思うので

あくまでスタートアップ3年目までの経営経験として読んで頂ければ幸いです。

 

UX(ユーザー体験)改善とは、必ずしも機能を追加したり削除したりすることでは無い


(本記事は、他サービスで記事投稿後、サービス終了に伴って保存のために転載したものになります。)  
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弊社では、​2015年新卒のインターンが佳境でして、

3月だけで50名ぐらいの学生がインターンでUX改善を行っています。

色々な学生がいるのですが、100%失敗するのは、

「マッチングの流れが悪いので改善して、精度を上げます!」

とか

「契約の流れを全面的に変える!」

みたいな感じで一見正しそうだけど、非常に曖昧な目標設定になっているチームです。

おそらく上場企業のインターンで、ロジカルシンキングの適性みたいなものをやっていて、

それがインターンのやり方だ、という思い込みを植え付けられているのでは無いかと思っています。

で、メンターが結構止めるのですがあまり聞き入れられず、

画面の繋がりとかを洗い出して、ゼロからサービス作りをしようとして、

こんな機能があったら良い、こんな機能は不要だ、みたいな大風呂敷を広げていくのですが、

数日のインターンでそういったものが上手く行くことはまず無いです。

 

そして何より、クラウドワークスとしてはそんな机上の空論を求めていないです。

私がいつも話しているのは、

 

「UX(ユーザー体験)改善とは、必ずしも機能を追加したり削除したりすることで無いです。

表示されている言葉一つの改善でもUX改善です。 

擬似的に改善したいわけじゃなくて、毎日使っている本サービスへ実際に反映させる前提なので、 

まずは自分自身が使ってみた時の不便さや違和感を大切にして下さい。」

 

ということです。

 

実際に3~5日間のインターンで、10個ぐらいの項目は毎回本番サイトに反映されます。


​見方を変えれば、


「インターンで実際のサービス改善に関わることができるという大きな醍醐味」

があるはずです。

 

そのはずなのですが現実として、

IT系上場企業数社で内定を取っている学生がクラウドワークスでは

内定出ないことは非常によくあるので何かが違うんだと思っています。

 

恐らく他の上場企業のインターンは、左脳的思考(論理)を見ているような印象なのですが、

クラウドワークスは、右脳的(感覚)思考と左脳的思考のバランスを見てます。

 

「不便さや違和感という個人に紐づく感覚を

 きちんと他人に伝えられるように言語化できるかどうか」

 

を見ています。

それがサービス作りとして一番大切だと考えているからです。

そのような中で先日大学1年生が手がけたUX改善が秀逸でした。

 

内容はシンプルで、

・「応募する」ボタンを押して応募すると、

 完了画面で「条件を提示しました」とだけ表示されるのがおかしい。 

→初めてのユーザーは、

「条件を提示しました」=「応募」かどうかが分からないので

ボタンを押したら「応募しました」になる方が自然だと思います。

というものでした。

 

これだけ見ると、クラウドワークスはこんなこともできていないのか!というぐらい

当たり前な内容だったのですが、社員の誰もが慣れてしまっていて気づいていなかったのです。

 

そして、​実際にこれを聞いた全員が同意して即採用になったUX改善でした。

(※どうやら機能追加や削除をしているうちに整合性が取れていなかったようです。)

大学1年生で文章一つに対するささいな違和感をきちんと言語化するのは凄いな、と感じました。

ということで、

UX改善とは、必ずしも機能を追加したり削除したりすることでは無くて、

ユーザー体験の改善につながれば文章一つの変更で良いという好例

だったと思いますので書いてみました。